鏡池−長野市−自然

鏡池

妙高戸隠連山国立公園内に位置する、戸隠を代表する絶景スポット。
読んで字のごとく、鏡のような水面に戸隠連山が写し出される風景が魅力の池です。
夏は新緑、秋は紅葉と、その風景の美しさは多くの人々を惹きつけてやみません。
池の周囲には散策路があり、5月には水芭蕉の群落が見頃を迎えます。

入場料

無料

周辺の施設

◯ 飲食店(主に蕎麦屋)  ◯ 戸隠神社(宝光社・中社・奥社)
◯ 戸隠流忍法資料館 忍者からくり屋敷  ◯ 戸隠森林植物園
◯ 北野美術館戸隠館    ◯ 旅館・民宿・宿坊   ◯ 土産店

駐車場

あり(無料/約50台)
※10月〜11月中旬は紅葉シーズンのため、マイカー規制があります。
 冬期は鏡池への道路が通行止になります。

住所

〒381-4101 長野県長野市戸隠2039−10
↑上記は鏡池のすぐ目の前の「どんぐりハウス」の住所です。
ナビでこの住所を設定するとスムーズにアクセスできます。

アクセス

◯ 車利用
 【東京、名古屋方面】
  上信越自動車道 長野インター/須坂長野東ンターより
 ・七曲り経由(約70分): 長野市の市街地を抜けるルートで(時間帯により渋滞する)、
             急な上り坂のヘアピンカーブが続く。
             大型車は通行不可のため、浅川ループラインを迂回して
             飯縄高原の大座法師池でバードラインに合流する。
 ・浅川ループライン経由(約70分):善光寺の北東から戸隠に通じるルート
                 (バードライン経由) 大型車も通行できる。
 *運転に不慣れな方は、浅川ループライン経由をお勧めします。
  【北陸方面】 上信越自動車道 信濃町インターより約35分
        (県道36号信濃信州新線利用)
◯ 鉄道、バス利用
  北陸新幹線 JR長野駅善光寺口より路線バス利用(所要約65分)
  アルピコ交通 「長野駅前総合案内所前」(7番乗り場/ループ橋経由戸隠高原行き)−
         「鏡入口」下車、徒歩約25分

編集者コメント✑

戸隠といえば戸隠神社(宝光社・中社・奥社)が有名ですが、それと並ぶくらい人気のある戸隠の自然スポット・鏡池。
その人気の理由や魅力をご紹介します!

アクセスの注意点

まずは戸隠へのアクセスの仕方。主に2パターンが挙げられます。
①七曲り経由(約70分)
長野市の市街地を抜け、善光寺のとなり辺りから上っていくルートで、山手へと入ってくると急な上り坂のヘアピンカーブが続く”七曲り(ななまがり)”を通ることになります。山の斜面を這うようにつくられた道路はきついカーブが続きます。道路の上と両サイドにはには雪除けのシャルターがかかっていて少々圧迫感を覚えます。ただし、片サイドは崖なのでシェルターがあることで安心感もあります。
七曲りを越えると比較的走りやすい「バードライン」というコースに。大座法師池を横目に見ながら、飯綱高原を走り抜けていきます。
②浅川ループライン経由(約70分)
善光寺よりもさらに北東から戸隠へ通じるルートで、大型車も通行できます。「浅川東条」という信号で506号線・浅川ループラインに入ります。ループ橋やトンネルを抜けていくと飯綱山の裾野に出ていき、先ほどのバードラインに合流します。
浅川ループライン経由は、長野インター及び須坂長野東インターからだと少し遠回りな感じはしますが、七曲りよりも比較的走りやすいコースなので、運転に不慣れな方は浅川ループライン経由をお勧めします。

どちらのコースも市街地を通ることに変わりはないので、少々時間がかかる場合があります。
また、いずれも戸隠神社の中社の前を通ります。中社の周辺にはお蕎麦屋さんが何軒もありますので、中社参拝とランチをしてから鏡池に向かうコースもオススメです。

そんな中社から車を走らせ程なくすると、左手に”鏡池はコチラ”の看板が出てきます。「そばの実」というお蕎麦屋さんが角にありますので分かりやすいです。
左折すると急に道が狭くなり、林の中に入ります。カーブにはミラーが立っていますが、場所によってはどちらかが後退しないとすれ違えないところもあります。スピードは出さずにゆっくりと通行しましょう。この道は、冬期は雪の関係で通行止になりますので、冬場の鏡池観光は原則できません。
少し道路が広くなってきたなと思うと鏡池はもうすぐそこ。林の中をしばらく走ってきて、視界が開けると右手に鏡池が見えてきます。

駐車場は右側に10台くらい停められるスペースがあります。さらに道をまっすぐ行くと、50台ほど停められる大きな駐車場がありますので、手前の駐車場が一杯でも心配することはありません。

以上が鏡池までのアクセスです。
基本的には山や高原に上がっていくので急坂なルートを通ったり、狭い道を通ることになります。運転に慣れている方もそうでない方も、十分注意して戸隠までお越しくださいね!

観光のハイライト

鏡池は駐車場からすぐに行けます。編集者が初めて鏡池に行く時、山の中の観光地だから駐車場からけっこう歩くのかなぁと予想していたのですが、地図で見ると駐車場からは近く、実際に歩いてすぐだったのでちょっと嬉しかったです。笑
長野の自然の観光スポットとなると、車を停めて、はい、すぐ観光、という風にはならない所も結構あるので、たくさん歩くのが心配なご高齢の方や足の不自由な方、小さなお子様連れの方でも安心だと思います。

鏡池の最大の魅力と言ったら、池が鏡のようになって周囲の景色が水面に映り込むことです。
特に紅葉のシーズンは池の周囲の木々が色づき、バックには戸隠連山が堂々と聳え、その様が池に映るー。まさに絶景です。これを絶景と言わず何を絶景と言うのか。戸隠をPRするポスターにも紅葉の鏡池の写真が採用されていることがあります。
ただ、編集者が訪れた時はあいにくの曇天、そして若干の風があって池の表面が少し波立っていましたので、ポスターのような景色とはいかず、、
トップの写真が精一杯といったところです(もう少し撮影技術を上げていきたいです。汗)
必ずしもポスター通りの美しい風景が撮れるとは限らないとは思っていたので、そんなにガッカリはしませんでしたが、
プロの写真家の方などがお天気や風の具合を事前に調べて、あるいはちょうど良い塩梅になるまでその場所で粘って粘って最高の瞬間を撮ろうとしていることを思うと、素人ぶぜいがひょっこり訪れて良い写真が撮れると思うなよ!って感じですよね(苦笑)
まぁ自然を見に来ているわけなので、良い写真を撮るにはそれなりの準備と心構えが必要となるわけですね。
今度は少なくともお天気が良い時を選んで行ってこようと思います!

気軽に散策が楽しめる

池の景色が微妙だったとしても、鏡池の楽しみ方はほかにもあります!
鏡池の周囲には散策路が設けてあり、1周することができます。スタスタ歩けば20分くらいでしょうか。写真を撮ったり植物の観察をしたりしながら歩くと30〜40分くらいはかかります。厳密にいうと、池が見えるのは最初の5分くらい。あとは池から少し離れた所に散策路が伸びていて、林の中を歩くという感じです。
足元は平坦なところがほとんどなので、それほどきついコースではありません。しばらく歩くと、足元が木道になります。
5月に訪れた際、木道の周囲には可愛らしい花が咲いていました。

小さな発見をしつつ先へ進んでいくと、予想だにしていなかった、ミズバショウの群落が目の前に現れました!
鏡池撮影のちょうど1週間前、長野市鬼無里(きなさ)の奥裾花自然園へミズバショウを見に行ってきたばかりだったので、こうも再びミズバショウを見ることができるとは!と感嘆しました。奥裾花自然園はミズバショウの大群落と紅葉が有名な場所です。
確かに、戸隠も奥裾花自然園もそれほど離れているわけではなく、気候や標高などの自然条件も同じような感じなので、湿地帯にミズバショウが生えていてもなんら不思議はありません。
奥裾花自然園−長野市−観光地紹介

奥裾花自然園のミズバショウもそうでしたが、ミズバショウがすごく大きい!これが標準サイズなのか?でも、数ある中で明らかにこれはほかと比べて大きいでしょ!というのがいくつもありました。やはり自然環境が整っているということなんですね〜

ミズバショウの群落を過ぎていくと分かれ道があり、右へ行くと1周コースの帰路。左へ行くと「天命稲荷神社」なるものが。
京都の伏見稲荷神社には負けますが、整然と並んだ赤い鳥居がお出迎えしてくれます。社へは鉄骨の階段を数段上るような高床の造りになっています。
社の扉の鍵は開いており、お賽銭を入れる箱が社内にあるので、靴を脱いでお参りすることができました(いつも扉が開いているかは分かりません)。

稲荷神社より右手奥にも赤い鳥居のトンネルが続いていましたが、そちらへ進路をとると戸隠森林植物園や戸隠神社奥社の参道へとアクセスすることができます。
トレッキングやハイキングでお越しの方はそちらまでまわっていく、あるいはそちらから鏡池へやって来ることがあると思います。

周辺のおすすめスポット

前述の通り、鏡池の周辺には戸隠神社の宝光社・中社・奥社、戸隠森林植物園、ちびっ子忍者村など様々な見所があります。

なかでも戸隠神社は県外の方でも聞いたことがある、行ったことがあるという方も中にはいらっしゃるかもしれません。ご存知ない方の為に戸隠神社について少し触れたいと思います。
戸隠神社とは戸隠山を霊山とし、その麓に創建二千年余りの歴史をもつ奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社を総称した神社です。
その起こりは神世の昔の「天岩戸伝説」が由来となっています。遠く高千穂より飛来した天岩戸が戸隠山とされ、「天の岩戸開きの神事」に功績のあった神々をご祭神としてお祀りしています。
平安時代末期には修験道の霊場として京の都にまでその名が知られ、神仏習合のころは戸隠山顕光寺として、比叡山、高野山と共に「三千坊三山」と言われるほどに栄えていました。
江戸時代には徳川家康の手厚い保護を受けて東叡山寛永寺の末寺となり、農業、水の神としての信仰を得ていくようになりました。この頃には、山中は門前町として整備され、奥社参道には現在では奥社のシンボルとも言える杉並木が植えられるなど、徐々に町と参拝のための整備が進んでいきました。
そして、明治の神仏分離により、寺は切り離され、宗僧は還俗して神官となり、戸隠神社と名前を変えて現在に至ります。

これらの説明を読んで、かなりの歴史をもつ神社なんだなぁと思っていただければ良いかなと思います。その由緒正しい神社の恩恵に預かろうと、全国からたくさんの参拝者が訪れます。
戸隠へ行く方は、戸隠神社にお参りに行くのが目的という方がほとんどであり、戸隠観光のメインとなっている場所なのです。

戸隠森林植物園では、鏡池でも見られるミズバショウの群生のほか、高山植物や野鳥などの観察もできます。「八十二 森のまなびや」では戸隠の自然に関する資料やインフォメーションが多数紹介されています。
戸隠滞在に余裕がある方は、この植物園もオススメですよ。

お子様連れの方にオススメなのは、「チビッ子忍者村」と「戸隠牧場・キャンプ場」です。
前述の通り、戸隠は神社参拝をメインとして訪れる方が多いので、どうしてもご高齢の方や神社好きの方など観光客が偏るイメージがあるのですが、お子さんでも楽しめる場所としてこの2つの施設をご紹介しておきます。

チビッ子忍者村は、忍者をテーマとするアミューズメントパークです。戦国時代、戸隠流忍者が活躍していたというのは歴史好きな方ならご存知かもしれません。
忍者村には、忍者の修行にたとえた様々なアスレチックがあります。忍者服の貸出し(有料)もありますので私服も汚れません。本物の忍者になったつもりで元気いっぱい飛び回ることができますよ。
また、からくり忍者屋敷の脱出や忍宝館の資料展示などの室内施設もあり、雨の日でも楽しめます。
0〜4歳を対象とする遊べるキッズルームや、急なことにも対応できるオムツ交換や授乳スペースもありますので、小さなお子様連れの方も安心して滞在できます。
【チビッ子忍者村】
営業期間:4月下旬〜11月下旬 営業時間:9:00〜17:00(最終入場16:30)
定休日:毎週木曜日(7月中旬〜8月末は夏休み期間のため無休)
入場料(幼児4〜6才/小学生〜大人):入村のみ 230円/500円
                 入村+施設利用 1,630円/1,850円

戸隠牧場は戸隠キャンプ場内にあり、キャンプ場利用者でなくても入場することができます。
標高1,200mに位置する広大な土地に牛や馬が放牧され、戸隠連峰を背景に乗馬体験ができたり、動物とふれ合える広場があったりと戸隠の自然を感じながら動物とのふれあいが楽しめる場所です。
キャンプ場内には牧場のほか、流れの緩やかな「さかさ川」が流れていて、夏は水遊びの場として親しまれています。
キャンプ場は、初心者から上級者まで利用者は幅広く、好きな場所にテントが張れるフリーサイトのほか、コテージも充実しています。バーベキューが行えたり、気軽に日帰りで利用することもできます。
【戸隠牧場・キャンプ場】
営業期間:4月下旬〜11月上旬
利用料金:一人300円(牧場入場料込み) タープ・テント設置の場合:1,000円/1張あたり
利用時間:9:30〜16:30(一部で受付不可・エリア・時間の制限あり)
利用可能施設:フリーサイト・牧場(入場料込み)、炊事場・トイレ・温水シャワー(8分/300円)
                      コインランドリー(1回/300円)、トランポリン(30分/500円)※通常シーズン
                     場内散策・川遊び

食事はやっぱり戸隠そば

戸隠で食事をするとなると、やはり「戸隠そば」を食べずして何を食べるのかという感じです笑
戸隠そばは、実は岩手のわんこそばと島根の出雲そばとともに日本三大そばの一つに数えられています。
古くから山岳信仰のあった戸隠では、修験道者が携行食料としてそばを持ち込んだのがきっかけで郷土食として広まったそうです。
その当時は、そば粉を熱湯で茹でて餅状にした「蕎麦がき」やそば餅としての形状で食されていたと言われています。

戸隠そばの特徴としては、以下のことが挙げられます。
①ソバの甘皮を取らずに挽く「挽きぐるみ」の蕎麦粉を使用する。中には玄そばまで挽き込むこともある。
②麺棒は一本のみ使う。
③麺棒は一本のみ使う。延ばす時には、四角く伸ばす「四つ出し」をせずに、丸延ばしする。
④水を殆ど切らずに出すこと。
⑤「ぼっち盛り」と呼ばれる独特の盛り付けをする。「ぼっち盛り」とは、一つのざるに5〜6束盛る形式をいう。ぼっち(束)の数は戸隠内の地域で変わる。
⑥根曲り竹で編まれた円形のざるに盛る。 ⑦「ざる」であっても海苔がかけられない。
⑧薬味には、地元の「戸隠大根」と呼ばれる辛味大根を使う。 ⑨蕎麦が出てくるまでの間に大抵は自家製の漬物などが供される。
⑩天ぷらには、地元で獲れるワラビやコゴミなどの山菜類がふんだんに使われる。

実際に、戸隠にあるお蕎麦屋さんで注文すると、大抵、お漬物や和え物などが小鉢で何品か付いてきます。その材料は地元で採れた山菜や野菜を使っていることが多いです。お蕎麦を頼んだだけなのにこんなにたくさん食べていいのかなと思ってしまうくらい、サイドメニューが豊富で驚いたことがありました。
特に天ぷらは絶品です!山の恵みをふんだんに使った天ぷらはお蕎麦と良く合います。

お蕎麦自体は、出雲そばなどほかの地域で提供されているものに比べると色味が薄いです。麺の太さも細めで、歯ごたえはあまりないと思います。
お住いの地域とは違う見た目や風味に、最初はこれが蕎麦?と思うかもしれませんが、長野の人がほかの地域のお蕎麦を見る時も同じです笑
場所によって製法や特徴が異なるのは当たり前かもしれませんね。そんな違いを楽しみながら戸隠そばを食べてみていただければと思います。

まとめ

そんなことで、鏡池観光から戸隠のその他の見どころを色々紹介して参りましたが、魅力がたくさんある場所なのでまずは気になる所へお出かけしてみては。
ご紹介した通り、鏡池はお天気さえよければ気軽に観光できるスポットですから、観光のメインでなくともお時間に余裕がある時にプラスアルファで寄ってみるでも良いと思います。
池のほとりで豊かな自然にあふれた戸隠を満喫できる鏡池。ぜひ一度、お立ち寄りください!

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