善光寺
長野のシンボルとして鎮座する無宗派の仏教寺院であり、本堂は国宝に指定されています。
県外からの参拝客も多く、地元民のみならず広く信仰の厚いお寺です。
御本尊は日本最古と言われる「一光三尊阿弥陀如来」で、
7年に一度のご開帳により御本尊の分身として「金銅阿弥陀如来及両脇侍立像」を拝することができます。
「一生に一度は善光寺詣り」の言葉のごとく、
長野を代表する一度は訪れていただきたいお寺のひとつです。





主な仏閣 | ◯ 本堂 ◯ 大本願 |
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入山料 | なし |
拝観時間 | ◯ 本堂内陣 夏季:4:30頃〜16:30頃 冬季:5:00頃〜16:30頃 ※日によって時間が異なります。 |
周辺の施設 | 境内手前の門前町には飲食店、土産店、仏具店など多数のお店があります。 |
駐車場 | ◯ 第1駐車場(境内北西):一般乗用車専用 ◯ 駐車料金(2時間まで) |
住所 | 〒380-0851 長野県長野市長野元善町491 |
アクセス | ◯ 上信越自動車道 長野インターより車で約35分、徒歩で約30分 |
編集者コメント✑
日本人というのは特別に信仰する宗教を持たずとも、自然とお寺や神社にお参りに行くなぁと常々不思議に思っています。
信仰心はなくとも神社仏閣自体に興味がある方もいると思いますが、殊に大きなお寺となると有名だからと行ってみたくなるのでしょうかねぇ。
編集者も学生の頃は長野市の学校に通っており、学校帰りに友人と何となく善光寺に行こうかと長野駅から歩いてよく行ったものです。
かと言って宗教にあまり興味のない編集者はお寺についての知識は乏しく、善光寺の全貌は良くわかりませんが、宗派がないということや7年に一度ご開帳があるということは子どもながらに知っていました。
なぜ宗派がないのか調べてみたところ、日本で仏教が諸宗派に分かれる前から存在しているからということでした。
また、女人禁制と呼ばれる、聖域に女性が入ってはいけないという習わしが一般的だった昔から、善光寺では女性への救済もあったと言われています。
仏教の教えに対する考え方や性別を問わず、どんな人にも手を差し伸べるというスタンスが善光寺というお寺なのかなと思います。
善光寺に向かってまっすぐ伸びる中央通りを進んで行くと、善光寺に近くなるにつれて観光客向けの土産店や飲食店が増えてきます。
境内の手前まで続く門前町と呼ばれる一帯は、特に善光寺のお膝元として一際賑やかな通りです。
その門前町の誘惑に負けそうになりながら境内へと歩んで行くと、そこはもうお寺の厳粛な領域です。
様々な思いを内に秘めながら、お参りをする人、お線香を供える人、絵馬に思いを托す人、ご朱印を受ける人とそれぞれです。
本堂の階段を登り(段の高い急勾配な階段)、最初に迎えてくれるのは「びんずる尊者」です。
びんずる尊者はお釈迦様の弟子であり、十六羅漢の一人で神通力があったと言われています。
「撫仏」とも呼ばれ、病気の人が自分の患部と同じところに触れると治りが良くなると伝えられていて、多くの方がその力にあやかろうとびんずる尊者の周りに集まっていました。
びんずる尊者より右手奥へと進むと、「お戒壇めぐり」の入口があります。(有料)
お戒壇巡りというのは、真っ暗な回廊を進んだ先に掛けられている「極楽の錠前」に触れると、その真上にいる御本尊と縁が結ばれ、往生の際にお迎えに来てもらえるというものです。
時間の都合上、編集者は入ることができませんでしたが、次回は入ってみようと思います!
びんずる尊者の後方に控えているのが「内陣」と呼ばれるところで、約150畳敷きの広い畳の空間が広がっていて、こちらで信徒がお参りをします。
内陣の最奥左側には「瑠璃壇」があり、秘仏である「一光三尊阿弥陀如来像」が安置されています。ご朝事や法要などのお経があがる際には戸帳が上がった状態でお参りすることができます。
瑠璃壇の右側は「御三卿の間」と呼ばれ、善光寺を開山した本田善光卿とその奥方・弥生御前、そして息子の善佐卿の三卿像が祀られています。
この三卿像は、その様式的なところが神道に似ていることから神像として祀られていて、お寺の中に神道様式のものがあるというのは善光寺の特徴のひとつとされています。
本堂内は撮影禁止のため、文章で堂内の様子をお伝えさせていただきました。
編集者は信徒ではないので、いつも畳の間の手前にある賽銭箱に浄財を入れてお参りする感じです。それでも本堂の高天井と畳の間の広さに毎回圧倒されます。
あとは痛いところがあるとびんずるさんを撫で回しています(笑)。
また、本堂へ向かう途中の「山門」は登楼参拝することができます。(有料)
山門には、山門の御本尊である文殊菩薩像やその四方を守る四天王像、仏間の障壁画、四国八十八ヶ所霊場の分身仏などがあります。
山門からは門前町の様子や長野市街の景色を眺望することもできます。
ちなみに、山門に掲げられている額には「善光寺」と書かれていて、これは通称「鳩字の額」とも呼ばれています。
この善光寺の三文字の中に、鳩が5羽隠れています。
善光寺を訪れた際には、鳩がどこに隠れているかぜひ探してみてください!
お参りの後は、やっぱり門前町をぶらぶらするのが定番です(笑)
門前町には宿坊や仏具店などお寺に関係する商業施設のほか、参拝・観光客向けの飲食店やお土産店がずらりと並んでいます。
ここ近年では、昔からのお店が少なくなり、新しくオープンしたお店がだんだん増えてきたなと感じます。
先日訪れた際にはあのスターバックスコーヒーがついに上陸していて興奮しました!(笑)
奥裾花自然園の記事でも紹介した、オススメのおやき専門店・いろは堂もいつの間にかオープンしていましたー☆
編集者が善光寺に行くと必ずと言っていいほど立ち寄るのが、「九九や旬粋」というお店です。
九九や旬粋は、お菓子や漬物、地酒、雑貨など信州ならではの素材を使った商品を取り扱うお店です。
店内には信州土産にもってこいの粋な商品が並んでいます。
ただ、信州生まれの編集者のお目当てはそういった土産品ではなく、”クレープ”です!
お店の一角にクレープを販売するコーナーがあり、編集者はこのクレープを食べ終えるまでが参拝だと思っています(笑)。
2020年6月に「fruit & crepe do lette(フルーツ&クレープ ドレッタ)」としてリニューアルオープンし、メニューも以前と変わりました。
以前のクレープも美味しかったですが、メニューが変わってからもボリューミーでとても美味しいです!
ちなみに、写真のお蕎麦は善光寺の敷地に入る手前の「かどの大丸」というお店で頂きました。コシがありとても美味しかったです!
善光寺ご参拝の折りには、信州そば、クレープよかったら食べていってくださいねー
次回、お戒壇巡りをしたりオススメのお店を見つけたりしたらまたお知らせしますね!
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