ブランド薬師(八櫛神社)−長野市−神社仏閣

ブランド薬師(八櫛神社)

長野市浅川の薬師山の断崖に位置する神社。
創建は大同2年(802年)と古い歴史を持ち、社殿は岩窟に三本の木材を打込んだ懸崖(けんがい)造りです。
明治の神仏分離により、薬師如来を本地仏、少彦名神をご祭神として祀っています。
社殿を振り返ると長野市や須坂市などの街並みが広がり、爽快な眺めを楽しむことができます。

ご祭神

◯ 少彦名神(スクナヒコナノミコト)

主な社殿

◯ 本殿  *駐車場・境内にお手洗いはありません。

駐車場

裏参道入口付近にあり(無料/約3台)

住所

〒381-0000 長野県長野市浅川一ノ瀬

アクセス

◯ 車利用
  ・ 東京、名古屋方面 上信越自動車道 長野インターより約35分
  ・北陸方面     上信越自動車道 須坂長野東インターより約25分
◯ バス利用
  北陸新幹線 JR長野駅−アルピコ交通「若槻団地線/西条線/ループ橋経由戸隠線」
  (所要約20分)−「浅川農協前」下車、徒歩で約40分
*ブランド薬師へは表参道、裏参道の2ルートあります。
 それぞれの参道の入口から社殿までは約15〜20分ほどアップダウンのある山道を歩きます。車を停めるところ(ブランド薬師専用ではないかもしれません)があるのは裏参道のみのため、車で来訪する方は裏参道、公共交通機関で来訪する方は表参道を利用してください。

編集者コメント✑

ある時、編集者が地図を何気なく見ていると、鳥居の地図記号とともに「ブランド薬師」と書かれているのが目に入りました。
「な、なに?ブランド薬師ぃ??」
何かのお店の名前とか?と思いましたが、地図にはしっかりと鳥居のマークが。さっそく調べてみると、長野市のホームページで紹介されているのがすぐに検索できました。
「本当に”ブランド薬師”って名前なんだ、、」と半分疑いつつも、写真や名前の由来などを見て、なんだか面白そうなところだなぁと思いました。
ほんの偶然知った場所ではありますが、こんなに興味深い所はほかにはない!ということで行ってまいりました。

まずは気になる名前の由来

「ブランド」というとブランド品などが思い浮かびますが、全く関係がないそうです。
名前の由来は諸説ありますが、懸崖造りで風や重みでぶらんぶらんと揺れるから”ぶらん堂”、または落ちそうで落ちない「”不落”堂」から来ているとか。それがいつの間にか、音は似ているけど関係のない意味の”ブランド”という外来語が使われるようになったようです。
なんだか思ったよりも単純、、(苦笑)でも、なるほどと言った感じの由来ですね。

ご本尊は薬師如来。神仏習合の時代には「ブランド薬師堂(真言宗雲叡山北郷寺龍王院)」だったのが、明治の神仏分離で、本地仏を薬師如来、ご祭神は少彦名命として祀ることになりました。ご本尊の薬師如来像は、長野市の善光寺に安置されているそうです。
”本地仏”というのは、神道の八百万の神々は実は様々な仏が化身として日本の地に現れた権現とする考えで、仏教が興隆した時代の神仏習合の一つの思想なんだそうです。つまり、言ってしまえば仏も神も元は一緒なのだという考え方ですね。
神仏分離した際に「八櫛神社」というのを正式名称として届け出たそうで、ブランド薬師という名前は通称と言ったところでしょうか。

ルートは2つ。冒険するか、安全第一で行くか

ところで、ブランド薬師へはどうやって行くのかというのが少々悩ましい問題でして。
実際に行ってみたのですが、道を間違えました(汗) グーグルさんに手伝っていただいたのですが、目的地は確かに合っていたけれど、車や徒歩でアクセスできないルートを示されてしまい、右往左往してしまいました。
結論、それからどのようにブランド薬師まで辿り着いたかを簡単に言うと、編集者たちは裏参道の入口脇に車を停め、裏参道を利用してお堂がある所まで歩いて行きました。たどり着くまでの内容は以下になります(苦笑)

一旦、グーグルさんの手は借りずに、長野市のホームページに掲載されていた略地図をもとに行ってみることにしました。
しかし、ここでもどうするか迷いました。ブランド薬師へ行くには表参道と裏参道の2つのルートがあるようなのです。
表参道は参道がつづら折りになっており、山の斜面を登るんだなぁと想像に難くない感じ。
裏参道は、表参道よりもさらに一般道を進んだ先に参道の入口があり、あまり蛇行はしていませんが少し長めのルートでした。
そしてどちらも参道付近には駐車場がない模様、、
とりあえず、表参道の方が手前にあるのでそちらを目指して行ってみることにしました。

しかしながら、車で走っていると左手の山の斜面に「ブランド薬師公園」と書かれた看板と鳥居が見えたのですが、そこまで車でどう行けば良いのか、駐車場がどこにあるのか分からず素通りしました。
通り過ぎて少し走った左手に、車が何台か停められる休憩スペースがあったのでそちらに一旦入ることにしました。そこは浅川ダムの景色を眺められる所で、駐車スペースのほかに東屋やお手洗いがありました。
ホームページの地図をもう一度よく見ると、通って来た浅川ループ橋の途中から表参道へ行けそうな道が出ていました。でもそんな脇道あったかなぁ?という感じでした。一方、裏参道へはこの休憩スペースの目の前の道を進んで行くと辿り着けそうだったので、今度は裏参道の方から行くことにしました。

浅川ループ橋から休憩スペースへ入らずに真っ直ぐ行くと、すぐにトンネルがあり戸隠方面に通じていますが、そのトンネルと少し並行するように休憩スペース前に道が伸びているので、そちらへと進みました。
浅川ダムを横切るように道を進み、山の斜面をぐねぐねと上っていき、上りきった左手の所に鳥居を見つけました!
ここや!!
見たところ、駐車場はこれだという場所はなかったのですが、鳥居を過ぎた左手に砂利のスペースがあったのでそちらに停めさせていただきました。ホームページの地図上では、先ほどの休憩スペースに(駐車場)と書かれていたのですが、そこから歩いて行くには少々遠いかなという印象です。率直に言うと、あそこから歩くのはイヤだなぁという感じです(苦笑)

そんなこんなで何とか一方の参道に到着することができました。一言でいうと、分かりづらい、、あと、グーグルさんでは辿り着けないということ。
時間に余裕があって冒険したいなら表参道への道を探してみると良いと思います。道も表参道の方が蛇行していて山道のようなので。
いや、確実に行ける方を、という方は裏参道へ。編集者たちは時間は少々かかりましたが、無事に裏参道にたどり着くことができましたから。

来訪はハイキングのつもりで

入口に辿り着いてしまえばあとは一本道。鳥居を意気揚々とくぐり、参道を先へと進みます。
 
歩いていて分かったのですが、裏参道は山の尾根伝いに造られているようで、その山の突端に向かって参道を進んで行くイメージです。参道は基本的には山道ですが、所々コンクリートで舗装されており、意外と人が利用するんだなという印象を受けました。

山の頂上と思われるところには電波塔が建っており、そこからは下りの道が続きました。下りも舗装されていましたが、とんでもなく急斜面な所もあったので一歩ずつゆっくり下らないといけませんでした。しかもさっきよりも道幅が狭く、すぐ下には山の急斜面が迫っています。
これは、サンダルやヒールのある靴では無理です。もう一度言います。無理です!
基本的には山の中を歩くので、靴だけでなく服装もそれなりのもので来た方が良いです。アウトドア系まではいきませんが、スカートなどのオシャレ着は避けるのが無難です。

参道の途中には、仏様の石像が所々にあり、石像ごとに説明の看板が立てられていました。
 

お堂からは郷土景観が

参道を下り切ると、いきなり目の前に大きな東屋が。街中の公園にある東屋が可愛らしく思えるくらい、大人数が座れるような東屋でした(笑)
 
あまりに東屋が大きいので、参道の続きはどこかと見回していると、、あった!左手に参道、その奥に写真で見たお堂が。まさしくそれがブランド薬師堂でした。

「おぉ〜」と言いながら近づいていくと、お堂が崖にくっ付いていて、お堂の下の方を見ると目が眩むような山の急斜面がのぞいていました。

こんなところにどうして造ろうと思ったのか、一体どうやって造ったのか、なぜ落ちないのか、、、

色々疑問は残りますが、ひとまず参拝し、撮影を行いました。
お堂の建物の中に(中と言ってもほぼ吹き抜け)入り歩いてみましたが、名前の由来の”ぶらんぶらん”するというのは感じませんでした。ただ、強風が吹けば多少は軋んだりするのではないかと思います。
どちらかと言うと、こんな崖の所に造られていてよく落ちないなぁというところから、”不落堂”の方が合っているのかなと感じました。
 
お堂からは長野市や須坂市の街並みが見えました。絶景とまではいきませんが、それでも爽快な景色が広がっていました。通って来た浅川ループ橋も眼下に見ることができます。
 
長い急峻な参道を進んだ先に、崖にくっ付くようにして建って密かに町を見下ろしているお堂。こういったロケーションから、なんだか秘密基地にでも来たかのような、そんな感じがして楽しかったです。

ひと通り撮影し、元の道に戻ろうとすると、お堂からそれほど離れていない所に下りの斜面が見えました。落ち葉だらけで幅の狭い道なので見逃してしまいがちですが、おそらくこれが表参道なのだろうと思いました。

裏参道とは打って変わって、本当の山道という感じがしました。木々があって表参道の先までは見通せなかったのですが、おそらくこんな感じの道が参道入口から続いているのだと思われます。もしかしたら裏参道の方が歩くのは楽かも??

まとめ

地図で偶然見つけたブランド薬師。たどり着くまで少々大変でしたが、行ってみたらやっぱり面白い所でした!
ちょっと変わった造りの秘密のお堂。気になる方はぜひ行ってみてください!
ただし、歩きやすい服装、靴で!

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