竜の割石−須坂市−自然・観光地

竜の割石

近年話題の「鬼滅の刃」で一躍人気になったスポット。
漫画やアニメに出てくるシーンになぞらえて、
自前の刀や木の棒で石を割るポーズをとって撮影する人があとを絶ちません。
展望所もあり、須坂市や長野市の街並み、
遠くは北アルプスや飯綱山、戸隠山など信州の山々を眺望することもできます。

入場料

なし

営業時間

なし

周辺の施設

◯ 臥竜公園  ◯ 須坂市動物園  ◯ 田中本家博物館

駐車場

無料/6〜7台程度

住所

〒382-0026 長野県須坂市坂田町

アクセス

◯ 車利用
  長野自動車道 須坂長野東インターより駐車場まで約15分、駐車場より徒歩約10分
◯ 鉄道利用
  ・北陸新幹線 JR長野駅…長野電鉄地下乗り場−(所要約25分)−須坂駅下車、
   駐車場までタクシーで約10分、徒歩で約40分

編集者コメント✑

ここしばらく、子どもから大人まで多くの人気をかっさらっている「鬼滅の刃」。どこへ行っても登場人物たちが身に付けている服のその独特な模様が描かれた商品を目にします。
その人気にかこつけて今、長野で熱いスポットになっているのが「竜の割石」。
漫画やアニメで主人公の炭次郎が鬼を倒すべく修行する中、刀一本で巨石を割るというシーンが出てくるのですが、2次元の世界さながらに真っ二つに割れた巨石が須坂市の山の中にあるという。
鉄は熱いうちに打て、ではないが、流行りは流行っているうちに乗っておけという精神のもと、その割れた巨石がある須坂市へと行ってきました!

坂田山 共生の森

その巨石は、須坂市の坂田山の「坂田山 共生の森」の中にあります。
共生の森は市街地に近く、市民が森林の中を気軽に散歩できるように整備されています。
特にこれといった遊び場などはありませんが、ちょっとお散歩するには良いところです。

土日祝日は混み合うかも?!

やはり今話題沸騰のアニメの聖地としてSNSなどで竜の割石についてだいぶ周知されているようで、土曜日の午後2時すぎに行ったところ何台か車が停まっていました。
駐車場は見たところ6台、、奥の方に停めて良いなら10台くらいはいけるかな?という感じです。

↑駐車場の奥の方。轍があるのできっとこちらに停めた人もいるでしょう。

もう少し早い時間帯に行っていたら停められなかったかもしれません。
駐車場に向かう途中、一般道路から農道に入るようになるので車のすれ違いがけっこう厳しいと思われます。もしもこれから行かれる方は道が狭いことを覚悟して行った方が良いと思います。
幸い、編集者が訪れた時は対向車はなかったのでスムーズに駐車場に入れましたが、タイミングによってはほかの車とかち合うこともあったかもしれません。

お手洗いはありません!

駐車場の目の前には古びて今にも朽ちそうな家屋がありました。
もしかしてお手洗いがあるかも?と家屋に近付いてみました。しかし、確かにお手洗いはありましたが、現代の人々には使うのを拒まれそうな感じのお手洗いでした。。
周辺にはほかにお手洗いらしきものは見当たらなかったので、事前に済ませてくるのが無難です。

遊歩道はだいたい整備されています

駐車場を降りるとちょうど1組の親子が遊歩道があると思われる方へと歩いて行くのが見えたので、そのあとを追うようについて行きました。
家屋の隣の池をぐるりと回るようにして歩いていくと、池の上の方に細い遊歩道が伸びていました。
ここ数日の雪のせいか、地面がぬかるんでみるみるうちに靴が泥だらけに(悲)。帰りは下りなのでズルズルです、、
ただ、ぬかるんだ場所は最初の方だけで、上にいくにつれて日当たりが良くなるためかぬかるみは少なく、道幅も最初よりかは広くなり歩きやすかったです。
 

炭次郎の炭焼き小屋

ぬかるみを越えたあたりで木造の背の低い屋根が目に入ります。これが「炭次郎の炭焼き小屋」と観光協会が勝手に称しているものです。
鬼滅の漫画もアニメもあまり見たことがない編集者は「ふ〜ん」という感じですが、ファンの方なら「こ、これが、、!」となるのでしょうか(笑)。
石だけでなく炭焼き小屋も出てくるとなると、ファンの方には「ここがモデルになったのでは?!」と思う方もいるかもしれないですね!
 
漫画やアニメの世界観を表現する看板も!駐車場の前の家屋は、炭次郎の師匠である鱗滝(うろこだき)さんの家という設定だそうです(笑)

絶景の展望所

駐車場から5分ほど遊歩道の斜面を上っていくと、木々がまばらになり開けた場所に出ます。
そこには休憩できる東屋が設けてあり、そこから見える景色をゆっくりと堪能することができます。
この日は午後で薄曇りだったということもあり、遠くの山々は霞んでいましたが、視界が良好な時には飯綱山や戸隠山、北アルプスなどの長野を代表する山々を眺めることができます。
真下には須坂の町。手前に見える山が臥竜山(がりゅうやま)。この山の向こう側に桜の名所である臥竜公園があります。


↑東屋の柱にはこんな看板も。世界観の再現度がハンパないですね(笑)

鬼滅に興味のない方でも、このビューポイントはオススメです!
 
↑山の名前が分かる看板もありますよ

ついに竜の割石に到着!

展望所からさらに5分ほど斜面を上がり、最後に少し下ると見えてきました、竜の割石が!
山の中にひっそりと、でもその大きさは遠くからでも存在感があります。

本当に割れてる、、!

こんなにいきなり出てくるとは思いませんでしたが、あまり険しい道のりも嫌なので、駐車場から徒歩10分ほどのアップダウンはちょうど良いアプローチだったと思います。

ちなみにこの巨石は、今から70年以上前に山の斜面から転がり落ちてきたものだそうです。その衝撃で、2ミリほどのごく小さな亀裂が入ったようなのですが、長年の風雪でこのように大きな亀裂となったとのことです。

2ミリの亀裂がこれほどに、、

巨石の左側の斜面に人が上ったような跡がありました。石の上方に立って写真を撮る人もいるようですが、かなり急でぬかるんだ斜面だったので断念。それでも、真近で巨石を見ること、触ることができるのでそれだけも満足です。

自然が作り出した景観が、月日を経てこんな風に人気の場所になるなんて。竜の割石もまさかこんなに多くの人間に見られて、触られて、斬られるなんて(笑)、思ってもみなかったでしょう。
流行りは巨石に亀裂が刻まれていくよりも、もっともっと早くすたれていくと思います。きっと話題が薄れていくうちに人々の足も遠のいていくのだと思いますが、須坂にこんな隠れた自然のスポットがあるのを知ることができ、編集者は満足を感じました。

まとめ

話題のスポット「竜の割石」。漫画やアニメの世界観を見事に(あるものをうまく使って?)再現してあるので、鬼滅ファンの方には興味深いスポットだと思います。これだけの再現度だと、本当にここが鬼滅の刃のモデルになった所かも?と思ってしまいます。
巨石がメインの撮影でしたが、途中には景色が見渡せる展望所があり、巨石とセットで楽しめる場所です。暖かい季節になったら山々も色づき、良いお散歩コースになること間違いないでしょう。またその頃に訪れてみたいなと思いました。
これからいく予定の方は、まだ鬼滅ブームがある内は、土日祝日は人がたくさん来るかもしれませんので、車のすれ違い、駐車、三密には気をつけて観光しましょう!

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