地獄谷野猿公苑
長野県の北部、志賀高原より発する横湯川の渓谷沿いに位置するニホンザルの楽園。
周辺にスキー場もあり、国内外から多くの観光客が訪れる人気の観光スポットです。
切り立った険しい崖に囲まれ、冬には−10℃を下回る厳しい寒さの地獄谷。
そんな環境で生活するサル達の生態を野生でありながら間近で観察することができます。
野生のサルが人間さながらにぬくぬくと温泉に入る姿はどこか面白く、
愛くるしさをおぼえます。
狭い檻の中では見られない、野生そのもののサル達の姿を楽しめる場所です。





入苑料 | ◯ 小学生〜高校生 一般:400円 団体(20名以上):340円 年間パス:2,500円 |
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開苑時間 | ◯ 夏季:4月頃~10月頃 8:30頃~17:00頃 |
休苑日 | なし |
周辺の施設 | ◯ WC |
駐車場 | ◯ 上林温泉ルート 専用の無料駐車場あり |
住所 | 〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町大字平穏6845 |
アクセス | 【駐車場からの道のり】 【公共交通機関】 |
編集者コメント✑
編集者も何度も訪れている北信濃屈指の観光スポットです。
野生のサルが温泉に入る姿を見ることができるということで、外国人にも人気があり、多くの観光客が訪れます。
野生のサルを近くで観察できるのはここだけ!
その魅力はやはり、野生のサル達を近距離で観察できるところだと思います。
地獄谷野猿公苑は、野生のニホンザルを身近で観察できるよう、餌付けをしてサルを渓谷沿いで活動させています。
柵や檻はないため、エサをもらう時以外は半径数kmの森林で自由に行動しています。
実際に行ってみると、人間が歩く歩道や柵の上に平然と腰掛けているサルがちらほら見受けられます。
中には、こちらに向かってくるかと思うと、人間の脚すれすれを悠々と歩いていくサルもいます。これにはちょっと驚きますが、サルは人間に関心がないようで、まるで人間の脚を木だとでも思っているかのようです(笑)。
観察していると、急にサル同士で喧嘩(じゃれ合い?)を始めて取っ組み合ったり追いかけっこをしたりと、自由奔放に駆け回ります。
時には、体格の良いサルが現れた途端に周りのサル達が散り散りに逃げて行ったりと、上下関係がはっきりと見て取れることもあります。
寒い時には体を寄せ合い、サル専用の温泉に浸かって目を細める姿が見られます。
子ザルは母親の背に乗ったり、母親の足元を駆けまわったり、付かず離れず一緒に行動しています。
そういった姿はとても興味深く、見ていて飽きが来ないためついつい時間を忘れて観察してしまいます。
ただ、野生動物なので野猿公苑内にサルがほとんどいない時もあるようです。
また、温泉は寒い時に入るため、夏季の暑い日には温泉に入る姿を見るのが難しいです。
公式HPでは、ライブカメラで野猿公苑内の様子を確認することができるので、お出かけ前に確認しておくと良いと思います。
アクセスはお好みで?!履物、服装にも気をつけて
地獄谷野猿公苑へのアクセスは上記の通り2ルートあります。
ひとつは、駐車場は無料、野猿公苑まで徒歩25分ほどかかるがほぼ平坦な道のり。上林(かんばやし)温泉のホテルなどがある通りに、野猿公苑専用の駐車場があり、そこから歩いて行きます。
駐車場は数年前に訪れた時よりも増えており、隣接していくつか駐車場があって、混んでいる時には係員の誘導で指定されたスペースに停めるようになります。
もうひとつは、駐車場は有料、野猿公苑まで徒歩15分程度で行けるがアップダウンが多い道のりです。
2つのルートは途中で合流し、最後の難関(?)の長い階段を上って少し歩くと入場口があります。
ルートはご自身の足腰と相談して選んでください。
編集者はどちらのルートも歩いたことがありますが、足腰にくるのはやはり後者の方ですね。ただ、景色は割と開けていて、右下に横湯川の流れを見ながら進むことができます。
前者の平坦な道のりは足腰には楽ですが、ひたすら舗装された林道を歩くのでけっこう長いなーと感じました(あくまでも個人の主観です)。景色は木が邪魔で左下の横湯川はあまり見えません。
どちらのルートを行くにせよ、山間を歩きますのでサンダルやヒールの高い靴などはオススメしません。また、山間に位置しているため日の入りが早い冬は暗くなりやすく、寒さもありますので日の高い内に観光すると良いと思います。
まとめ
間近でサルを観察できると言っても、当然ながら触ったり食べ物をあげたりと動物園のような触れ合い方はできません。極端に近づく事や目を合わせる事もサルにとっては敵意に感じることもあります。
サル達との距離を保ちつつ、安全に楽しく観察してくださいね!
また、入場口の建物は出る時にも通るような導線になっています。帰りには地獄谷野猿公苑ならではのサルグッズが手に入ります。
旅の記念にいかがでしょうか?
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