善光寺の北側に位置する長野市内で最も古い公園です。

広い芝生広場や大型遊具のほか、美術館や市民プール、無料の動物園などもあり、多目的に利用できます。

春は桜の名所として多くの花見客で賑わいます。

子どもから大人まで楽しめる城山(じょうやま)公園は地元民の憩いの場でもあります。

編集者コメント✑

長野市の一大観光スポットでもある善光寺の北側に位置する城山公園は、広い芝生広場と大型遊具があるエリアのほかに、美術館やプール、動物園などが周辺に点在しており、一年を通して利用者が絶えない公園です。

善光寺からは徒歩５分ほどでアクセスできるので、編集者も学生の頃は善光寺参拝のついでに足を伸ばして公園へ行ったことが何度かあります。
休日は利用者が多く、芝生で寝転んだりピクニックをしたり、バトミントンをしたりする人たちの姿が見られます。
大型遊具は子どもたちの恰好の遊び場で、楽しそうにはしゃぐ声が微笑ましいです。
　

道路を挟んで東側には「長野県信濃美術館・東山魁夷館」があります。
東山魁夷をはじめとする長野県出身の作家の作品を中心に展示する近現代美術館です。
美術館は本館と東山魁夷館と二つのエリアに分かれており、東山魁夷館は今年、開館から30周年を迎え、昨年(2019年)の10月にリニューアルオープンしました。
本館は来年(2021年)４月の善光寺のご開帳に合わせ、現在建て替えの工事を行なっているので休館中ですが、県内各地で移動展や交流名品展など館外施設で展示が行われています。
（【東山魁夷館】 営業時間9:00〜17:00、休館日：水曜日・年末年始ほか、入館料：大人500円、大学生300円、高校生以下無料）

芝生広場から北側へ徒歩2、3分の所には、無料で解放されている動物園があります。
規模は普通の動物園に比べると小さいかもしれませんが、様々な動物たちの展示のほか、遊園地にあるような機械遊具(有料)もあり、子どもたちにはたまらない場所です。
城山動物園の詳しい記事はコチラ　城山動物園-長野市-動物
　

動物園のさらに北側には、「少年科学センター」と「信濃招魂社」があります。
少年科学センターでは科学の不思議が体験できる展示物があったり、サイエンスショーや工作教室が行われたりと科学を知るきっかけになる場所です。
（営業時間 9:00〜16：30、休館日：月曜日(祝日、春・夏休み期間除く)・祝日の翌日・年末年始、入館料：一般260円、高校生160円、小・中学生50円、幼児無料）

また、信濃招魂社は戦没者や国家公共のために殉じた長野県民の霊をお祀りする神社で、明治に城山公園内に建てられました。
少年科学センターの駐車場より石段の上にそびえる鳥居が目を引き、境内は静かで厳かな雰囲気です。
拝殿の中を覗くと、本殿へと続く立派な木造の階段があり、その一番上に本殿の扉がありました。
綺麗に磨かれた階段と扉は目を見張るものがあり、より一層厳かな気持ちになります。
神社の裏手側に回ってみると、拝殿と本殿の大きさがよく分かります。
人々で賑わう公園の片隅に、ひっそりと静かに英霊たちが眠っていることをここに記しておきます。
（拝観無料）
　

芝生広場と大型遊具があるエリアの北東には立体駐車場、少年科学センター前には数十台停められる無料の駐車場があり、周辺の市民プールや動物園の利用者であってもどちらの駐車場も利用することができます。
美術館には専用の駐車場がないため、この立体駐車場・科学センター前駐車場か近隣の有料駐車場を利用するようになります。
2つの無料駐車場からでしたらどの施設へも徒歩10分もかからずにアクセスできるので便利です。
桜の時期や美術館でイベントがある日などは混雑しやすいので、早めに行って駐車スペースを確保することをおすすめします。

また、お手洗いは各施設にあります(招魂社除く)。
子ども連れの方が多く利用するような芝生広場のエリアのお手洗いは南北に１ヶ所ずつあり、おむつ交換台と個室一つにベビーチェアが設置されています。
動物園内のお手洗いは１ヶ所ですが、おむつ交換台と各個室にベビーチェアがあります。
小さなお子さん連れの方でも安心して利用できそうです。
芝生広場には車椅子用にスロープがありますし、動物園内も多少坂道の場所はありますが舗装されているので車椅子の方でも気軽に入園できます。

城山公園はどんな方にも優しく、利用しやすいという点でおすすめの公園です。
近くにいらした際にはどうぞ立ち寄ってみてください！

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