信州スカイパーク−松本市−公園紹介

信州スカイパーク

日本一標高の高い空港として知られる信州まつもと空港を取り巻くようにして位置する大型多目的公園です。

主に7つのゾーンに分かれており、目的により様々な楽しみ方ができます。

空港の滑走路に近く、FDA(フジドリームエアライン)の機体の発着の様子を眺めることもでき、

飛行機好きにもオススメのスポットです。

入園料

無料
※体育館や競技場などの施設は利用料金がかかり、予約が必要です。

開園時間

日の出〜日没(屋外の広場など)
※体育館や競技場などの屋内施設は規定の利用時間があります。

主な施設

【ファミリースポーツゾーン】
◯ ウォーキング・ジョギングコース ◯ おもしろ自転車広場 ◯ サイクルセンター
◯ フライングディスクゴルフコース ◯ パターゴルフコース ◯ グランド・ゴルフ場
◯ ホースシューズコート      ◯ ペタンクコート   ◯ アスレチック広場
◯ 大芝生広場           ◯ WC
◯ 授乳室・オムツ交換ベッド・キッズコーナー(南管理棟内)

駐車場

ファミリースポーツゾーン第4号駐車場
無料/普通車:139台 身障者用:4台 大型車(臨時駐車スペース):5台

住所

〒390-1131 長野県松本市今井

アクセス

【ファミリースポーツゾーン第4号駐車場までのアクセス】
◯ 車利用
  長野自動車道 松本インターより約20分
◯ 鉄道・バス利用
  篠ノ井線 JR松本駅…徒歩3分…松本バスターミナル
               (松本駅向かい松電バスターミナルビル内)
  −アルピコ交通路線バス「空港・朝日線」乗車(所要約35分)−
 「信州スカイパーク体育センター」下車、ファミリースポーツゾーンまで徒歩約5分
  ※信州スカイパーク体育センター」バス停は、土・休日は運行しません。
  中央本線 JR塩尻駅よりタクシーで約20分

編集者コメント✑

県下一の規模と言われる「長野県松本平広域公園・信州スカイパーク」。
陸上競技場や天然芝の総合球技場などの大型スポーツ施設から、様々なイベントが行われるやまびこドーム、ジョギングやウォーキングに最適な周回コース、パターゴルフコースや大型遊具などなど、多岐にわたる施設や広場がある公園です。
この公園は、日本一標高の高い空港と言われている「信州まつもと空港」のターミナルと滑走路の周囲に位置しており、これらの施設は7つのゾーンに分けられた園内に点在しています。

編集者は以前、仕事の関係でよくまつもと空港を利用していたので、滑走路の奥に公園があることは知っていました。
飛び立った飛行機の窓から覗くと、公園から手を振ってくれている人を何人も見たものです。
公園には「WELCOME TO SHINSHU」という大きな文字盤があり、それを背にして子供から大人まで上空の飛行機を眩しそうに見つめている様子が見えました。
散歩がてら飛行機の離発着が見れるなんて良いなぁなんて、その頃は呑気にそんなことを思っていましたが、
改めて取材に行ってみるとその広さに唖然としてしまいました、、滝汗

一言で言うと、1回では遊びきれない広さです。
こんなに広い公園、県外にもあるのかな、、?と思ってしまうくらいです。
前述の通り、7つのゾーンに分けられているため、利用目的に応じてどのゾーンへ行くのかというのが決まってきます。
当然、駐車場も10ヶ所ほどあり、利用する施設の近くにある駐車場を調べてから行く必要があります。

適当に停めて、目的の場所へ歩いて行けるほど近い距離にはない施設もありますので、出かける際にはまずどんな公園で、利用したい施設がどこにあって、そこに近い駐車場はどこで〜と下調べが必要な公園です。
広い公園だということは何となく分かっていた編集者も、行く前にどこを取材して〜駐車場はどこが近くて〜と調べてから行きました。
どのみち一度では制覇できないので、空港から見えていた「WELCOME TO SHINSHU」の文字盤がある辺り、「ファミリースポーツゾーン」をまず取材してみようと決めました。

利用したのは第4駐車場。
松本市街から車で走ってくると、総合競技場アルウィンがある「みどりの交流ゾーン」を右手に、滑走路の北端を左手に見て、「競技スポーツゾーン」を横目で見ながら第4駐車場にたどり着きました。
平日でしたので車はまばらでスムーズに停めることができました。

近くに立っていた看板で現在地を確認。
ここは「ファミリースポーツゾーン」にある駐車場。
園内マップからすると、ほかのゾーンに比べるとそれほど広くはない印象です。
とりあえずこのファミリースポーツゾーンをぐるっと回ってみようと歩き出しました。

すると、ドッグランが見えてきて、愛犬を放って遊ばせている人たちの姿がありました。

ドッグランの先は起伏のある園地になっていて、はるか遠くまで小道と芝生が続いているのが見えました。
「なんかめちゃめちゃ広くない?!」と相方編集者に何度も尋ねてしまう私、、汗
広いとは分かっていましたが、実際に行ってみると想像以上に広いと実感しました。
 

しかし、ドッグランや起伏のある辺りはもはやファミリースポーツゾーンではなく、隣の「野と花のゾーン」であることが後に判明。
意外とファミリーゾーンの端は駐車場から近かった感じがします。

↑ゾーンの境目はおそらくこの看板が目印のようです。が、適当に歩いていると気が付かずいつの間にか遠くまできてしまうパターンです。

さすがに隣のゾーンの端まで行く時間も気力もなかったので、「玉石広場」(これも野と花のゾーン)まで来たところで折り返しました。
 
何だか不思議な感じの広場、、右の写真では虹がかかっています

玉石広場に面して空港の滑走路の南端がありました。
駐機場にはオレンジ色のFDA(フジドリームエアライン)の機体が停まっていました。
時間からして福岡行きの飛行機です。
この日はどんよりとした冬空が広がり、日が暮れるにつれて雲も多くなってきていましたが、多少の悪天候では欠航にはならないのでおそらく予定通り飛ぶだろうなと期待していました。
念のため運行状況を調べると、福岡へ16:25出発予定となっていました。
フライトまではまだ時間があったので、ファミリースポーツゾーンのほかの施設などを先に撮影することにしました。

ほぼ滑走路に沿って伸びている道があり、晴れた日にここを歩いたり走ったりするのは気持ちが良いだろうなと感じる道でした。
実際に歩いている方も見かけましたが、この日は犬の散歩をしている人がやたら目立ちました。
近所の方には良い散歩コースに違いありません。

ファミリースポーツゾーンの北側(競技スポーツゾーンに面している側)には、大芝生広場や遊具、自転車広場がありました。
大芝生広場は子どもが転げまわるだけでなく、ピクニックが楽しめそうな広々として平らな場所もあり、行楽シーズンは人気の場所になりそうです。
 
遊具は様々な種類がありました。
最近の遊具は赤や緑、青色など使っていますが、発色が鮮やかなものではなく、くすんだ感じの地味な色のものが多いような気がします。
木で作られたアスレチックも多いと感じます。
自然と調和する色や材質を採用しているということなのでしょうか。
そんなことを考えながら撮影していました。

ファミリースポーツゾーンにはほかにも、パターゴルフコースやフライングディスクコースなどもありました。
南管理棟の隣には、「おもしろ自転車広場」のコースも。
年始営業日から2月末までは土日祝日のみの営業になりますが、様々な形の大型自転車に乗ってコース内で遊ぶことができます。
(大人:30分/300円 小人:30分/150円、9:00〜17:00、最終受付16:30)
ファミリースポーツゾーンは、たしかにいろんな遊びができて家族で楽しめるゾーンだと思いました。
 

お手洗いは南管理棟の横とアスレチック広場の横に。
さすがは公園のお手洗いなので、おむつ交換台や個室にベビーチェアがあり、急な事でもお母さんは安心です。
さらに、南管理棟には授乳室やキッズコーナーもあり、屋内で一息つくこともできて便利です。

そして、お待ちかねのフライト。
出発時間が近くになるにつれ、だんだんと空は暗くなり、風が強く吹いてきて、早く帰りたい、、とさえ思うような寒さでした。
松本盆地と言われる通り、夏は暑く、冬は寒いというのがこの辺りの気候です。
西側にアルプスの高い山々が控えており、気流が安定しない時があり飛行機の着陸が難しいことがあると言われるのもこのまつもと空港。
そもそも飛行機は、飛び立つのは簡単でも降りるのは難しいそうです。
編集者も以前、松本周辺が大雪で気流が乱れ、視界も悪く、まつもと空港に降りるのに時間がかかったことがあります。
その時は2回目のチャレンジで何とか降り立つことができましたが、運が悪ければ出発した空港に引き返すことになっていました。
悪天候でなくても松本周辺は突如気流が乱れることがあるようで、数年前に安曇野で起こった山岳ヘリコプター墜落事故もこの気流が関係しているのではと言われています。

そんなことを思い出しながら駐機場を見守っていると、定時よりも数分早く飛行機が駐機場からバックで動き出しました。
辺りはもう薄暗くなっていたので、オレンジ色の機体が目を引きます。

滑走路に出てくると、南に向かって動き出しました。
滑走路の端まで行くと向きを変え、数秒間じっとしていたかと思うとエンジンの音が次第に大きくなりました。

すると、少しずつ動き出した機体は徐々に勢いに乗ってそのまま加速し、2,000mの滑走路をいっぱいに使って北の空に向かって飛び立ちました(上空で南へ旋回します)。
飛び立ったら速いもので、機体はオレンジの点となってあっという間に曇天の中へと消えていきました。

駐機場を出てからものの5分程度で、北九州は福岡空港を目指して飛んで行ってしまいました。
私は飛行機に乗るのも飛行機の離発着を見るのも大好きなので(特に滑走している時)、写真を撮りながらもファインダーから目を離して直に機体の動きを見たりして、とても至福な時間でした(嬉)。。

あっけない感じもしますが、この日のフライトはこれで終わりです。
まつもと空港の定期便は、1日に札幌行き1便と福岡行き2便の合計3便のみの運行です。
それ以外に、期間限定の特別運行として大阪や神戸行き、ツアー客向けのチャーター便で日本各地の地方空港とを往復運行することもあります。
FDAの座席数は80席前後という小さな機体ですが、満席でも大きな飛行機のように機内がごちゃごちゃしている感じがなく、レザーの座席は座り心地が良いので私はFDAの飛行機をとても気に入っています。
機体のカラーリングもバリエーションが豊富で、レッド、ブルー、パープル、オレンジなどに加え、ゴールドやシルバーもあり、今日はどの色の飛行機かな?と搭乗のたびに楽しんでいました。

↑機内からはこんな景色が見えることもあります。諏訪湖とその奥に富士山が!

また、ターミナル内では時々、北海道や九州、沖縄などの物産展が行われ、地元の名産品の屋台がずらりと並びます。
空港の駐車場は無料で利用できるので、飛行機に乗らない地元の方もこぞって見に来ます。
ターミナルの屋上からも滑走路が展望でき、北アルプスをバックに写真を取ることができるのでオススメです!
信州スカイパークを訪れたついでに寄ってみるのも良いと思います。

最後はまつもと空港の紹介になってしまいましたが、信州スカイパーク、飛行機の離発着も望める楽しい公園です♫
まだまだ未開のゾーンが残っているので、1ゾーンずつまた取材しに行こうと思います!

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