諏訪大社(下社秋宮)−下諏訪町−神社仏閣

諏訪大社(下社秋宮)

諏訪大社は諏訪湖周辺に上社である本宮と前宮、下社である秋宮と春宮と4箇所あり、
風・水の守護神、五穀豊穣・武勇の神とされる諏訪明神を祀ります。
信濃国一之宮であり、全国に数多くある諏訪神社の総本社でもあります。
7年に一度行われる御柱祭では、巨木を切り出して街を曳き回したり、
急な坂から曳き子が乗った巨木を落とす木落などが行われ、
その勇壮な神事に多くの見物客が熱狂します。

主な社殿

◯ 神楽殿     ◯ 若宮社     ◯ 秋宮恵比寿社
◯ 秋宮一之御柱  ◯ 稲荷社     ◯ 八幡社
◯ 社務所     ◯ 皇大神宮社   ◯ 斎館      

駐車場

無料/約100台

住所

〒393-0052 長野県諏訪郡下諏訪町 5828

アクセス

◯ 車利用
  東京方面      中央自動車道 諏訪インターより約25分
  北陸・名古屋方面  長野自動車道 岡谷インターより約15分
◯ 鉄道利用
  中央東線 下諏訪駅よりタクシーで約3分/徒歩約10分

編集者コメント✑

長野県の諏訪大社と言ったらご存知の方も多いでしょう。
諏訪大社は、諏訪湖を中心にして上社の「本宮(諏訪市)」「前宮(茅野市)」、下社(下諏訪町)の「秋宮」「春宮」とそれぞれ4箇所に鎮座しています。
もともと上諏訪神社と下諏訪神社に分かれていたのが明治初期に一つの神社となり、その名残りで上社、下社と2社ずつを総称して呼ばれています。
上社の本宮と前宮は諏訪湖の南東に位置し、それぞれが車で5分ほど離れた所にあります。
下社の秋宮と春宮は諏訪湖の北東に位置し、こちらもそれぞれ車で5分ほどの距離にあります。
上社と下社は大体12㎞ほど離れていて、車では20〜30分程度でアクセスできます。
このように、各社が比較的近くにありますので、諏訪を訪れた際にはまとめて4箇所お参りする方も多いようです。
特に順序はないようなので、都合によって回りやすい所からお参りすることができます。
また、神社というと必ずご祭神がいるというイメージですが、秋宮はイチイの木、春宮はスギの木、上社は御山を御神体としているため、各社に本殿がないというのが諏訪大社の大きな特徴です。

今回は4社ある内の下社・秋宮を参拝した時の様子をお伝えします。
ほかの3社はまた別の機会にご紹介します〜

秋宮は旧中山道と甲州街道の分岐点に鎮座しています。
駐車場は神社を正面に見て右手側にあり、けっこう広いです。
神社の敷地にある舗装された駐車場からは橋が掛かっており、その先にも未舗装ですが駐車場があります。
未舗装の駐車場は線などはなく、端から停めていくような感じでした。
神社からは少し遠くなるので、舗装された神社横の駐車場の方が空いていたらそちらに停めるのが良いと思います。
駐車場からはすぐに境内へ入れるようになっています。
正面から鳥居をくぐりたい方は、車で駐車場に入ってきた方へ戻る必要があります。

境内に入ると一つの広い空間へ入ったような感じがします。
これは、境内と社殿を隠すように境内の左右に木々が生い茂っていてるからかもしれません。
神域がくっきりと分かるような気がします。
境内でひときわ目を引くのが、「根入りの杉」です。樹齢が約800年と言われ、御神木として祀られています。
その御神木の後ろに神楽殿があります。
神楽殿の両脇には全長1.7mの狛犬が堂々と両脇に控えています。青銅製としては日本一大きいそうですよ。
神楽殿の三方切妻造りと呼ばれる左右に張り出した屋根と、正面に掛けられた大注連縄はとても存在感があります。
神楽殿の奥に拝殿、左片拝殿、右片拝殿と続きます。
拝殿の奥の神明造りの建物は「宝殿」で、この奥に御神木が祀られているため下社で最も重要な場所です。

境内の雰囲気と言い、社殿の悠然とした構えと言い、とても風格があって自然と厳かな気持ちになりました。
訪れた日は平日でしたが、さすが大きな神社だけあり参拝者は多く感じました。

また、諏訪大社といえば「御柱祭」があまりにも有名です。
正式名称は「式年造宮御柱大祭」と呼ばれ、7年に一度、4月から6月にかけて行われます。
上社と下社で日程は異なりますが、この3ヶ月の間に「山出し」「里曳き」「宝殿遷座祭」と3つの催しがあります。
直径約1m、長さ約17m、重さ約10tものモミの巨木16本が「御柱」として山から切り出され、4月になると木遣りに合わせて人力だけで街中を曳く「山出し」が行われます。
この時に、有名な「木落し」−曳き子が乗った巨木を急坂から落とす−や、上社でのみ行われる「川越し」−冷たい川を曳き渡る−が見られます。
傾斜が30°前後の坂を一気に下る巨木の迫力と、巨木に振り落とされんと必死にしがみ付く曳き子の真剣な表情とが興奮と緊張を呼び、木落しは観客を一層盛り上げます。
川越しはそれに比べると迫力は落ちるかもしれませんが、御柱を川で清めるという意味合いがあり、春先の水温の低い川でずぶ濡れになりながら曳く様も見応えがあります。
その1ヶ月後に行われる「里曳き」では、騎馬や長持ち、花笠踊り、龍神の舞などの華やかな行列が隊をなし、まるで時代絵巻を見ているかのようです。
この行列とともに御柱はゆっくりと各社へと進んでいき、お宮の四隅に曳き建てられます。
その後、宝殿遷座祭を経て諏訪大社の御柱祭は終わりを告げます。

勇壮であり、華やかさもある御柱祭。
編集者は地元テレビの生中継で御柱祭の様子を見たことがありますが、画面を通しても活気や熱気、緊張や興奮が伝わってくる胸熱なお祭りです!
次の御柱祭は令和4年に執り行われますので、編集者も実際に足を運んで生で見てみたいと思っております!

また、諏訪地方にはまだまだ紹介したい観光地や温泉がたくさんありますので、少しずつではありますが記事にしていけたらと思いますのでお楽しみに☆

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